長年、エンタープライズアーキテクト(EA)として社内IT部門に関わり、顧客訪問や社内での実践共有を重ねてきました。そのなかで、あるとき気づいたことがあります。
「どこの会社も、同じ課題で悩んでいる。」
会社の規模は違う。業種も違う。IT投資の予算も違う。それでも、話を聞いていると出てくる悩みは驚くほど似ている。EAをどう組織に根付かせるか。データ基盤をどう整備するか。AIを現場にどう使わせるか。ガバナンスと現場のスピード感をどう両立するか。
違うのは「フェーズ」だけだ。
ある会社は3年前に格闘していた壁を、別の会社は今まさに正面から殴りにいっている。そしてまた別の会社は、もう少し先の壁が見え始めている。
これは別に「隠す話」ではないと思います。むしろ社内IT部門同士が横でつながって、「うちはこうやって乗り越えた」「今まさにここで詰まっている」と話し合えれば、それだけで多くの人が救われると思っています。
このブログ「EAのつぶやき」は、そのための場所として立ち上げます。社内ITの現場で格闘するエンタープライズアーキテクトの独断と偏見を、遠慮なく発信していきます。

このブログで扱うテーマ
テーマはざっくりいうとこの5つだ。どれも教科書には書いていない話をするつもりです。
1. EA(エンタープライズアーキテクチャ)の現場
フレームワークと現実のギャップ、組織の壁、EA推進のコツ。社内ITでEAを動かそうとしたことがある人なら、必ずわかる話ができればと思います。
2. ITガバナンス
意思決定の設計、社内政治との戦い方。ガバナンスを「仕組み」で解決しようとして失敗した経験も含めて語りたいと思います。
3. データ活用・DX推進
データ基盤構築の現実、「DX」という言葉の罠。現場でデータ活用を推進してきた立場から、きれいごとなしに話せればと思います。
4. 生成AI・AI活用
生成AIを社内でどう使うか、使えるAI・使えないAI。AI活用の現実と、社内ITが果たすべき役割を整理していければと思います。
5. 社内IT部門あるある
横串の課題、みんな同じ悩みを持っている話。「うちだけじゃなかったのか」と思ってもらえる話を集めて共有していきます。

読んでほしい人
事業会社の社内IT部門にいて、EA・DX推進・AI活用・ITガバナンスを「なんとか前に進めようとしている人」に読んでほしいです。
コンサルタントやベンダーの方も歓迎だが、このブログの主役はあくまで社内IT部門で戦っている実務者です。

コメント・議論を歓迎します
記事を読んで「うちも同じだ」「うちは違うアプローチをとった」「ここはこう考えるべきでは?」という意見があれば、ぜひコメントに書いてください。それが積み重なっていくことで、「EAのつぶやき」がただの情報発信ではなく、社内IT部門同士が知見を持ち寄れる場になると思っています。
あなたの現場では、今どのフェーズの壁にぶつかっていますか?
今後ともよろしくお願いします。

まとめ

筆者:EAの中の人|事業会社の社内IT部門にてエンタープライズアーキテクトとしてEA推進・ITガバナンス・データ活用・AI活用に携わって10年以上。
本記事の内容は個人の見解であり、所属組織を代表するものではありません。